「年齢に関係なく働ける」「結婚や出産で仕事を離れても復職がしやすい」「長く安定して働ける」などの理由から、特に女性に人気のある職業です。
介護事務に関する資格として主にケアクラークと介護事務管理士の二つがあります。どちらも介護事務の仕事の中心となる「介護給付費明細書」の作成が行えます。その一方で、実施団体や試験形態、合格率、試験内容などに若干の違いがあります。どちらが良いというものではありませんが、介護を0から学びたい、総合的に介護のエキスパートになりたい人はケアクラークを、「介護給付費明細書」作成のプロを目指し、いち早く資格をとり介護事務の第一線で働きたい人は介護事務管理士を受けるのが良いでしょう。
介護事務の代表的な仕事は、介護給付費明細書の作成ですが、他にも受付業務・電話応対・ヘルパーさんのシフト管理・備品のチェックなど事務全般を担当します。
(1)介護報酬請求
国や自治体と利用者の負担額を計算し、介護報酬の請求書を作成して国に負担額を請求します。また、利用者への費用の請求書、領収書の作成も行います。
(2)受付・会計
施設や事務所での新規利用者の受付や電話対応、サービスや手続きの説明や利用者からのサービス利用料の受領などを行います。
(3)庶務
介護用品や備品の受注や保管などの管理、国や自治体、他の事業者、医療機関など関係機関との連絡調整、各書類の取りまとめなどを行います。
介護事務業務の能力を示す資格には数種類あります。
介護事務資格は国家資格ではなく、各団体による「任意資格」です。
受講条件の有無合わせて、以下のように8種類あります。