手技療法・物理療法・運動療法・テーピング療法などにより、骨折・脱臼・打撲・捻挫等の治療を行います。受験するためには、指定された学校や養成学校(専門学校、短大、大学などさまざま)において3年以上、解剖学や生理学などを学ばなければなりません。
また、医師と同じように、自らに判断により施術を行ったり、他の専門医に紹介したりするため、一般臨床学や病理学のほか、外科学についても学ぶ必要があります。
(1)評価
問診(患者さんに症状について聞くこと)や視診(患部を観察すること)、触診(患部に触れる)などを行います。これにより、患部の状態を把握し、損傷の具合や患者さんの状態、自然治癒力などに合わせて治療方針を決定します。
(2)施術
治療方針が決定した後は、施術を行います。施術は大きく3つに分けられます。
①整復法:骨や関節がずれた際に元の状態に戻します。
②固定法:骨折の際、ギブスや包帯などで固定して回復を図ります。
③後療法:患部の機能回復を早めるために行います。後療法は3つに分けられ、手技療法、
物理療法、運動療法があります。
1.手技療法:手で体に刺激を与えることで自然治癒力を引き出すもの
2.物理療法:電気や光などの物理的エネルギーを用いて身体の機能改善を図るもの
3.運動療法:積極的に運動を取り入れることで患部の機能回復を図るもの